ファッションや最新スポーツに興味がある女子におすすめの観戦スポーツがアジリティです。アジリティとは、人と犬が共に楽しめるスポーツとして近年注目を集めています。アジリティのルールや歴史、魅力を初心者にもわかりやすく紹介します。

もくじ

  • 欧州でさかんなアジリティのルールと歴史
  • 芸能人は犬が大好き
  • 見どころがいっぱいアジリティの魅力
  • 競技会場でインスタ映え写真を撮ろう
  • 競技が観戦できる施設と場所を紹介
  • 人と犬が共存できる未来のために

欧州でさかんなアジリティのルールと歴史

アジリティのルールと歴史についてご紹介します。

アジリティとは犬の障害物競争のこと

アジリティとは、ハードルやトンネルなどが設置されたフィールド内を、人と犬が一体となりクリアしていく障害物競争のことで、障害物を決められた順に次々とクリアする正確性と、スピードを競う競技です。
犬と併走する競技者はハンドラーと呼ばれ、競技直前に発表されたコースを把握し、犬はハンドラーが出す指示に従い障害をクリアしていきます。

アジリティのルールは馬術に近い

競技会は犬の大きさによって3クラスに分けられ、体高35cm未満がスモール、35cm以上43cm未満がミディアム、43cm以上がラージとなります。各部門で障害の高さが変わり、難易度もさまざまなレベルで設定されています。
アジリティは馬術競技同様に、競技タイムだけでなく、障害を順番通りにクリアしていく正確性が最も重要です!
ハードルのバーを落としたり、障害の前でためらったりすると減点となります。また障害の順番を間違えたり、とばしたりすると失格になりますよ。

欧州が生んだアジリティの歴史

アジリティの歴史はイギリスが発祥で、1978年、イギリスのドッグショーで観客を楽しませるためのデモンストレーションとして公開されたのが最初といわれています。
1979年にはロンドンで初の犬のアジリティ競技が開催され、1980年には公式競技として認知されました。日本で初めて競技が開催されたのは1990年代初頭で、現在は欧州を中心に、アメリカやカナダをはじめ世界中で大会が開催されています。

芸能人は犬が大好き

アジリティに挑戦したことがある芸能人をご紹介します。

高橋ひとみは愛犬とアジリティごっこ

アンニュイな大人の魅力で人気の女優・高橋ひとみさんは、愛犬家としても知られ、自身のインスタグラムではゴールデンレトリバーのモモエちゃんとの楽しい日々を公開しています。
2017年、高橋ひとみさんとモモエちゃんは、アジリティ競技の障害のひとつであるスラロームに挑戦しました。高橋ひとみさんはジャーキー片手に必死でモモエちゃんを誘導し、超スローなテンポながらも何とかスラロームをクリアしました。

福田綾乃はワンワン運動会に参加

モノまねタレントの福田綾乃さんは、2018年にテレビ番組「昼めし旅」で愛知県尾張旭市を訪れ、「第21回ワンワン運動会」に参加しました。この大会は、参加人数約4000人・参加犬数約1500頭を誇る国内最大規模の犬の運動会だそうです。
犬好きの福田綾乃さんはたくさんの犬に囲まれ終始ご機嫌な様子。真っ白なトイプードル・モコたろうと一緒にアジリティ競技に参加させてもらい、運動会を満喫していました。

長谷川理恵は貴重なアジリティ体験

モデルで野菜ソムリエの資格を持つ長谷川理恵さんは、2010年、テレビ番組「ONE hour Sense」で、愛犬のトイプードル謝謝が通うドッグスクールを訪問しました。理由は謝謝と一緒にアジリティ競技に参加してみたいからだそうです。
体験したのは1時間だけでしたが、愛犬と一緒に同じことをして、同じように走り回って、練習をしていくうちに心が通い合ってくるという貴重な体験ができたようです。

見どころがいっぱいアジリティの魅力

アジリティの魅力や見どころを紹介します。

想像以上の迫力と面白さ

アジリティ競技で犬が走るコースの長さは100m~200m、クリアする障害は12個〜20個です。犬はハードル、トンネル、シーソーなどの障害が設置されたフィールドを、目にも止まらぬスピードで駆け抜けて次々と障害をクリアしていきます。
犬たちが上手く障害をクリアできるかがこの競技の大きな見どころです。観客は、ハードルを軽々と飛び越える犬の脚力、瞬発力に終始圧倒されます。
等間隔に設置されたポールをスラロームしながら進む姿や、自分の体の重みで傾くシーソーを物ともせずに駆け抜ける姿を見て、普段は見ることのない新たな犬の魅力を発見できますよ♡

犬とハンドラーの信頼関係が全て

人と犬が一緒に競技に参加して楽しめるのがアジリティ最大の魅力と言えるでしょう。競技前にコースを知らされるのはハンドラーのみ。ハンドラーは短い時間でコースを覚え、どのようにパートナーである犬を先導するか、綿密に作戦を練ります。
犬はコースを知らないままスタートを切り、一緒に走るハンドラーの指示だけで正確に障害をクリアしていくのです。ハンドラーは飼い主が務めることが大半ですが、犬との信頼関係を築き、犬の能力を最大限に発揮させてあげるのがハンドラーの役目。
人と犬との深い絆が観戦者にも伝わる見どころの多い競技です。

アスリート指数が高いボーダーコリー

競技は犬種を問わず犬の大きさと難易度などで分けられるので、さまざまな種類の犬が集うのがこの競技の大きな見どころです。
ただしアジリティに向いている犬種とそうでない犬種がいるようです。世界大会などの大きな大会では、ボーダーコリーの活躍が目立ちます。ボーダーコリーは高い知能と運動能力で牧羊犬として重用されてきた犬種なので、アジリティではその能力をいかんなく発揮しています。
とはいえ、犬種の垣根を超えて、希望する人なら誰でも参加できるのがアジリティの魅力。ハンドラーの言うことを聞かなかったり、怖気付いてそっぽを向く姿も可愛らしく、観客を大いに沸かせていますよ!

競技会場でインスタ映え写真を撮ろう

アジリティの競技会場でインスタ映え写真を撮る方法をご紹介します♡

とにかく犬が可愛い

自然が豊かなフィールドで開催されるアジリテ(犬の障害物競争)の観戦は、思い出に残る楽しいイベントになること間違いなしです。
おとなしく座っているだけでもフォトジェニックなかわいいワンちゃんが、激しく飛んだり跳ねたり、賢く競技をしている姿は、かわいいものや楽しいことが大好きな女子のハートをわしづかみにしてくれることでしょう。

ルールを守って写真を撮ろう

アジリティの会場で写真を撮る際、競技中は絶対にフラッシュを焚かないでください。競技者に無断で写真をSNS等にアップすることも禁止されています。そもそも競技中の犬の動きは大変素早く、素人がきれいに撮影するのは大変難しいので、競技中はしっかり観戦を楽しみましょう。
イベントとしてアジリティのデモンストレーションをする場合なら、シャッターチャンスはあります。ハードルやループの正面でカメラを構えると、犬がジャンプする瞬間を上手に撮ることができます。

たくさんのかわいい犬がいっぱい

アジリティの会場には大中小さまざまな種類の犬がたくさん集います。初めて見る珍しい犬種もいるかもしれません。飼い主さんの許可を得て、かわいい犬の姿を写真に収めましょう。
また、競技は広い公園など屋外の会場で、一日中開催されるので、アウトドアで必要なグッズがあると便利です。お弁当屋や飲み物を持参して、ピクニック気分でのんびりと競技を楽しみましょう。

競技が観戦できる施設と場所を紹介

アジリティが観戦できる施設をご紹介します。

吉見総合運動公園で大会を観戦できる

国内でアジリティ競技が観戦できる施設・場所のひとつに、埼玉県の吉見総合運動公園があります。吉見総合運動公園は、野球場8面、テニスコート26面、サッカー場3面、フットサルコート2面、パークゴルフ場27ホールの施設を有する総合公園で、アジリティ競技開催時は園内に特設会場が設置されます。
住所は埼玉県比企郡吉見町今泉141です。
詳細はこちら

インターナショナルアジリティー競技大会

吉見総合運動公園では、2019年6月1日(土)〜2日(日)、一般社団法人日本ケネルクラブ主催による「第32回2019FCIインターナショナルアジリティー競技大会」が開催されます。当日は誰でも無料で観戦することができます。
「FCIインターナショナルアジリティー競技大会」は本部競技大会として毎年6月に開催され、全国では年間約30回のアジリティ競技会が開催されています。

観戦場所へのアクセス

関越自動車道または国道17号経由で車で来場する場合は駐車場があります。 電車とバスを乗り継ぎ「古名バス停」から徒歩で来場の場合は、東武東上線「東松山駅」からバス「鴻巣免許センター(鴻巣駅経由)行き」バスに乗車、またはJR高崎線「鴻巣駅」から「東松山駅行き」バスに乗車してください。古名バス停から公園までの距離は約2kmです。

人と犬が共存できる未来のために

犬を飼った経験のある人は、しつけの延長にアジリティがあると気付いた人も多いことでしょう。犬がハンドラー(飼い主)の指示を忠実に守れなければ競技は成立しませんし、ハンドラーは常に犬に注意を払い、犬が最大限に力を発揮できるように導かなくてはなりません。
人と犬との信頼関係の上に成り立つこの競技は、人間社会で犬が幸せに暮らすヒントを教えてくれているようです。また、純粋に競技としても大変面白いものです。全速力で走り、高く跳躍する犬の姿のかっこ良さ、美しさを思う存分楽しんでみてくださいね♡

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