
もくじ
- 女子相撲の歴史とルールは?
- 相撲といえばこの芸能人
- 女子相撲の魅力と見どころに迫る
- 相撲がもたらす美と健康
- 女子相撲を体験できる施設と場所を紹介
- 世界へはばたけ相撲女子!
女子相撲の歴史とルールは?
女子相撲の歴史とルールをご紹介します。
神事としての相撲と競技としての女子相撲がある!
女性による相撲は大きく分けて、お祭りやイベントで神事・興行として開催されるものと、アマチュアスポーツ競技としての女子相撲があります。
ルールは国技館で開催される大相撲とほぼ同じで、土俵の上で力士が組合って戦います。女子相撲は新相撲とも呼ばれ、スポーツ競技として日本国内のみならず、世界中に拡がっています。
女子相撲のルールは大相撲とどこが違うの?
女子相撲のルールは、基本的には大相撲や男子相撲と同じですが、競技時間と服装が違います。男子は競技開始後5分を経過しても勝負がつかない場合は競技を中止し「取り直し」するのですが、女子選手はこれが3分となっています。
試合は階級別で行われ、超軽量級(50キロ未満)、軽量級(65キロ未満)、中量級(80キロ未満)、重量級80キロ以上)、無差別級に分けられます。服装は廻しが一体になったグラップリングパンツとレオータードを組み合わせた競技服を着て戦います。
女子相撲の歴史はどのように作られたの?
相撲は日本の伝統ある神事であり武道でもあり、大変長い歴史があります。その相撲の伝統と精神を引継ぎ、新たな女子スポーツとして確立した発祥の地は、もちろん日本です。
1997年1月、大阪市で「第一回全日本新相撲選手権大会」が開催されて以来、全国各地で多くの女子相撲の大会がさかんに行なわれています。
また、1999年にはドイツで初の国際大会が開催され、2013年からは毎年秋に「世界女子相撲選手権大会」を実施しています。
相撲といえばこの芸能人
女子相撲経験者の芸能人をご紹介します。
おかずクラブ ゆいPの強さは本物!
お笑い女芸人・おかずくらぶのゆいPは、TVバラエティ番組「世界の果てまでイッテQ!」の人気コーナー「温泉同好会」で女芸人による相撲大会に挑戦しました。
2015年の初参戦依頼、圧倒的な強さを見せ、イッテQ最強の女相撲芸人の異名をとっています。気迫、実力ともに横綱クラス。
対戦前は高校の相撲部で練習を重ねるほどの気合の入れようで、芸人を辞めて力士に転向したほうがいいのでは?とすら言われています。
本竜麻生は映画「菊とギロチン」で体当たり勝負
女優の本竜麻生は、2018年7月公開の瀬々敬久監督による日本映画「菊とギロチン」で、新人女力士・花菊を演じました。
「菊とギロチン」は関東大震災後の大正時代末期を舞台に、当時実在した女相撲の力士たちとアナキスト集団「ギロチン社」との交流を描いたフィクション映画。
本竜麻生さんは、ただひたすら強くなりたいと願い、日々厳しい稽古を重ね勝負に挑む花菊を、体当たりで熱演しています。
美少女コンテストグランプリ須藤温子は相撲女子の先駆け
1997年「第7回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリに輝いた女優の須藤温子さんは、2006年に公開されたサトウトシキ監督の日本映画「ちゃんこ」で、ひょんなことから相撲力士となる女子大生・中田由香の役を好演し話題になりました。
部員の減少によって廃部の危機に陥った広島大学の弱小相撲部が、女子学生とブラジル人留学生によって救われるという実話をもとにした青春映画です。
女子相撲の魅力と見どころに迫る
女子相撲の魅力と見どころをご紹介します♡
迫力の真剣勝負から目が離せない
女子相撲の見どころは、何といっても土俵の上で繰り広げられる真剣勝負にあります。日々厳しいトレーニングを積み重ね、体当たりで戦いに挑む女の子の姿は本当に格好よくて魅力的です。
女子相撲が始まった当時は、女性が相撲を取ることに否定的な意見も多くあったそうです。しかし、実際に試合を観戦した人たちは、負けん気の強さを前面に出す闘志あふれる選手たちの姿を見て次第に女子相撲のファンになっていったそうです。
試合はアマチュア男子同様、重量による階級制なので、それぞれの階級でも戦い方に違いがあり面白いです。
海外でも盛んな女子相撲
スポーツとしての女子相撲は、日本よりもむしろ海外の方が盛んと言われています。女子相撲は特にヨーロッパで人気があります。
残念ながら日本では「相撲=男性の競技」という考えが根強く残っていますが、海外ではそのような偏見はなく、相撲を純粋なスポーツとしてすぐに受け入れられました。
海外選手が魅力を感じる日本発祥の相撲という競技は、もはや日本だけのものではなくなっているのです。日本のトップ選手たちは、国際大会でパワーのある海外選手たちと戦い優勝を目指します。日本勢の活躍が大きな見どころとなっています。
イベントの相撲大会なら誰もが楽しめる
女子相撲の選手の多くは、小さい頃から地元の相撲クラブなどに所属し、進学すると中学、高校、大学などの相撲部などで日々稽古を積む人が多いです。
しかし、そうではない女子でも、相撲を体験できる機会は探せばいろいろあります。「見合って見合って、はっけよい、のこった」誰もが一度は経験がある魅力的な相撲遊びですが、全国各地で誰もが楽しめるイベントとして女相撲大会が開催されています。
イベントとしてあなどることなかれ、技もパワーも本格的な、見どころいっぱいの熱い勝負が繰り広げられます。
相撲がもたらす美と健康
女子相撲がもたらす美と健康についてご紹介します。
四股を踏んで健康になろう
相撲はタフなアスリートがするものというイメージがありますが、そうではない人にとっても、日常生活に相撲を取り入れることで身体に良い効果がたくさんあります。
例えば力士が土俵入りや稽古の際の動作に、片足を高く上げ力強く地面を踏む四股と呼ばれるものがありますが、これは下半身の筋肉を鍛え、股関節の柔軟性を高め、崩れた体のバランスを整えてくれます。
健康的に美脚と美尻を手に入れる
四股を踏むと大臀筋と中臀筋というお尻の筋肉を鍛えられるので、美尻を目指す人には特におすすめのトレーニングです。
また、内転筋群と呼ばれる内腿の筋肉も刺激します。この筋肉は細く、日常動作で使われることが少ないので弱くなりがちですが、この筋肉を鍛えることで、脚のラインがまっすぐに整い、O脚の改善も期待されます。
また脚を高く上げることで、しなやかな柔軟性が身につきますよ♡
少ない動作でインナーマッスルを鍛えられる
体の裏側の筋肉は鍛えることが難しく、加齢と共にどんどん衰えてしまいます。四股を踏んでインナーマッスルを鍛えることは、美しいボディをつくるだけでなく、いつまでも健康で若々しく過ごすための手助けをしてくれます。
少ない動作で足腰を鍛えられるので、若い人だけでなく、普段運動しない人や、高齢の人にもおすすめです。むくみやリンパの流れを改善する効果もあるそうです。
女子相撲を体験できる施設と場所を紹介
女子相撲を体験できる施設をご紹介します。
北海道女だけの相撲大会
北海道の松前郡福島町では、毎年母の日に「第28回北海道女だけの相撲大会」を開催しています。
施設会場は福島大神宮境内土俵で、開催場所の住所は北海道松前郡福島町福島219です。アクセスは北海道新幹線・JR木古内駅より函館バス松前行きに乗車し、バス停留所「福島」を下車し徒歩5分です。
第28回大会の開催日程は2019年5月12日日曜日、午前9時30分からです。福島大神宮の奉祝奉賛行事として毎年盛大に開催しています。
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北海道女だけの相撲大会、雨の場合
北海道女だけの相撲大会は、雨天時は会場が変更します。
開催日程は2019年5月12日日曜日、午前9時30分からのままですが、施設会場は福島福島町総合体育館に変更となります。
住所は北海道松前郡福島町三岳25です。「北海道女だけの相撲大会」は18歳以上の女性なら誰でも参加OKで、募集人数は先着順で64人、参加料金は3000円となっています。
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岡山県鏡野町のおんな相撲大会
岡山県鏡野町上斎原の上斎原神社では、春祭りの奉納相撲として「おんな相撲大会」を毎年5月に開催しています。
施設会場は上斎原神社境内土俵で、住所は岡山県苫田郡上齋原 鏡野町上斎原666-4となっています。2018年5月1日に開催された第20回大会では、県内外から集まった10~60代の女性27人が激しい取り組みで会場を沸かせました。
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世界へはばたけ相撲女子!
かつてはマイナーだった女子相撲ですが、今では国際大会がさかんに開催される人気競技へと発展を遂げました。それは一途に自らの相撲道を追求し続けた相撲女子たちの努力の賜物です。選手たちはただひたすら強くなるために自分の肉体を追い込んで日々厳しい稽古をしています。
国技である大相撲では、今や横綱を張るのはほとんどが外国人。外国人は日本人以上に相撲の魅力に気が付いているのかもしれません。女子相撲でもパワーで勝る外国人が勢いを増していますが、日本の相撲女子はそれらをはねのけ世界の頂点を目指していますよ♡
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