
もくじ
- 反復横跳びの意外なルールや歴史
- 番組の企画で芸能人も反復横跳びに挑戦!
- 反復横跳びの魅力や見どころはここ!
- 習い事としても人気な子ども向け運動教室
- 有名アスリート、張本智和さんの幼少期
- 反復横跳びは楽しく出来るトレーニング!
反復横跳びの意外なルールや歴史
反復横跳びの意外なルールや歴史についてご紹介します。
反復横跳びはどんなスポーツ?
反復横跳びは3本の線をそれぞれ跨ぐように左右へ移動することが基本的な動きと言えます。この線は1メートル間隔で設けられており、左、中央、右と移動したら右、中央、左と戻っていきます。20秒という決められた時間内で跨いだ線の数を競うのがこのスポーツです。横の方向に関する敏捷性を求められるために、バスケットボールの選手がトレーニングに取り入れていることでも知られています。
反復横跳びのルールは単純!
前述のとおり、反復横跳びは1メートル間隔の線を制限時間内に何回跨げるか、回数を競うスポーツです。跨いだ、とカウントされる条件は完全に跨いだ場合、そして線を踏んだ場合です。残念ながら、足が届かなかった場合はどれだけ素早く移動していたとしても回数としてはカウントされません。また、2本の線のみを左右に移動して跨ぎ点数を伸ばそうとするのもルール違反です。ちゃんと3本の線を跨ぐ一連の動きをすることが求められています。
反復横跳びは50年の歴史がある!
反復横跳びはスポーツテスト、という10歳から29歳の身体能力を測定する目的で行われる一連の試験の一部分として誕生しました。このスポーツテストが1964年に制定されたため、発祥から50年以上の歴史があるスポーツということになります。当初は体格の関係もあって10歳未満の児童には課せられてきませんでしたが、1999年から施行された新スポーツテストでは6歳から年長の受験者すべてに課せられるスタンダードな試験になっています。
番組の企画で芸能人も反復横跳びに挑戦!
芸能人で反復横跳びについてご紹介します。
女子アナ弘中綾香も挑んだ!
清楚なイメージと可愛らしい小作りなルックスで男女ともに人気を集めるテレビ朝日・弘中綾香アナウンサーも番組の企画で反復横跳びに挑戦しました。しかし、普段の理知的なイメージとはかけ離れた少し不思議なフォームの反復横跳びを披露することになりました。学生時代ならつゆ知らず、大人になると反復横跳びの機会も無いので、感覚を取り戻すのに手間取ってしまったのかもしれません。
片寄涼太さんは動けるイケメン!
番組の企画で行われた反復横跳び対決企画で、EXILE GENERATIONの片寄涼太さんは華麗な身のこなしで好成績を叩き出しました。もともとダンスや歌唱などの、パフォーマンスの動きのなかで身に着けたのでしょう、とても俊敏な足の運びを披露しました。20代の男性の平均記録を軽く上回り、20秒間が経った後には爽やかな笑顔を浮かべるなど、まだまだ余裕そうな表情冴え浮かべていました。イケメンは何をしてもイケメンです。
百獣の王、武井壮さんの記録
武井壮さんはその並外れた身体能力によって百獣の王、とも呼ばれる方ですが、番組の企画で行われた反復横跳びの計測では64回という記録を残しました。これは40代の男性の記録を大きく上回ります。単純に考えても、平均的な40代男性の1.5倍の速さで動いていることになります。20代男性の平均記録も大きく上回っているだけに、まさに百獣の王らしい驚くべき記録である、と言えるでしょう。
反復横跳びの魅力や見どころはここ!
反復横跳びの魅力や見どころをご紹介します。
シンプルに運動能力が測れる!
反復横跳びの魅力は、特別な設備を必要とせずに基礎的な身体能力が測定できる、という点です。多少のテクニックなどが関与する可能性がありますが、基本的には身体能力と敏捷性のみを競うことになります。
前に向かって走るトレーニングが多い中、横に向かって動く動きは意識的に鍛えなければうまく出来るようにはなりません。反復横跳びの記録が伸びる人は、本当に軽い身のこなしをしている人である、ということも言うことが出来るでしょう。誰が、どんな成績を残すのか、そこも見どころの一つと言えるでしょう。
実は沢山の筋肉を使う!
反復横跳びに使われる筋肉は足回り周辺だけだと思っていませんか。確かに、ふくらはぎや太もも、臀部などの筋肉を絶えず動かす必要があり、しかも無駄な動きが生じないように跳躍を調整する必要があるため下半身の筋肉は必要ですが、実は重心の位置を一定に保つために上体を保つ必要があり、そのために体幹の筋肉も下半身同様に使用しなくてはなりません。
20秒という短い時間で行われる全身運動が反復横跳びの魅力であり、ボディバランスが成績を左右するというところも見どころの一つです。
反復横跳びは低年齢からできる
筋肉が必要な運動能力検査は低年齢の方には難しい、という問題があります。成長期に筋肉をつけすぎることは成長を妨げたり、疲労骨折のリスクを高める可能性もあるため、ベンチプレスやバーベルスクワットなどの高負荷な運動テストを気軽には出来ないのです。しかし、反復横跳びは敏捷性を評価するものでパワーを評価するものではなく、ストライドの長さにも左右されない成績が出る、という魅力があります。低年齢から成熟期にかけて同じテストで継続して運動能力を評価できるのも反復横跳びの見どころです。
習い事としても人気な子ども向け運動教室
反復横跳びを学べる人気の教室をご紹介します。
運動センスは子どもの頃に磨かれる

運動が得意な人、苦手な人はいますが、ある程度の運動能力の獲得のためには子どもの頃にある程度運動に慣れ親しんでおく必要があります。反復横跳びなどの基本的な動きには基本的な姿勢の保持や、平衡感覚の獲得などが磨かれるのです。球技をはじめとする他のスポーツにも活きるこれらの能力を司る、脳の領域を早い時期から育てることが重要なのです。
運動による刺激で大きく育つ

歩く、座るなどの日常の動きで使われている筋肉の部分は決して多いものではありません。特定の動きしかしない、ということはそれだけ刺激を欠いた生活を送っている、ということになります。子どもの成長には骨に刺激を与えることが重要であることが近年明らかになっているだけに、普段使わない動きによって身体に刺激を与え、健康に大きく育つには20秒間の限られた反復横跳び運動は最適なのです。
明確にスコアが出るから、根性が育つ

子どもの成長に欠かせないのが競争環境です。他の子と比較して、自分の成績が劣る、と気が付けば悔しくて物事に一層頑張って取り組むことが出来るでしょう。この困難を乗り越えた、という経験を持っているかどうかで大人になった時の精神性に差が出てきます。我慢強い、根性があって問題を乗り越えられる子に育てるための入り口に、反復横跳びなどのスポーツテストを取り入れてもいいでしょう。
有名アスリート、張本智和さんの幼少期
反復横跳びにゆかりがあるアスリートをご紹介します。
張本さんは反復横跳びが得意な子どもだった
卓球は絶えず台の前で反復横跳びをしているようなフットワークを要求されるスポーツですが、張本智和さんは特にフットワークに優れた選手として知られています。打球に回り込み、得意な懐にボールを呼び込んで強打を打つ、という基本に忠実な彼のスタイルには反復横跳びに基づいたフットワークが背景にあったというのです。
それほど運動が得意ではなかった張本さん
張本智和さんは反復横跳びの他に得意なスポーツはなかったと言います。体育ではお決まりのマット運動も得意ではなく、成長した今でも未だに前転しか出来ず、後転が出来ないというエピソードが語られています。基本的な運動能力で秀でていない張本智和さんを世界の舞台に押し上げたのは反復横跳びの成果が背景にあったのでしょう。
全ての運動の基礎を磨く
姿勢の維持、小刻みなフットワークと言った動きは張本選手を世界の舞台に押し上げましたが、これらの動きは卓球のみに見られるものではありません。バスケットボール、テニス、バレーボールなどのスポーツにも見られる動きですので、今後どんなスポーツを選んだとしても反復横跳びの動きは無駄にはなりません。ボールに触る前の段階として、トレーニングに取り入れるのも指導の方法のひとつです。
反復横跳びは楽しく出来るトレーニング!
筋力トレーニングだけがトレーニングではなく、運動能力を育む敏捷性を磨くフットワークなどのトレーニングも子どもの成長には必要です。反復横跳びはその歴史が裏付けているように、効果的で楽しく、そして気軽に、設備を揃える必要もなく出来る敏捷性のトレーニングであると言えます。子どもを心身ともに強く、大きく育てるために手近で楽しいアクティビティとして、子供が小さい頃から親子で長期間の視野を持ってじっくり取り組んでいくことが、やがて張本智和選手のような子を育てる秘訣なのかもしれません。
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